一時期、頻繁にウォッチしていたブロガーさんのブログを数年振りに覗きにいった。この方は、書籍出版、講演会、オリジナルグッズ販売をされているいわゆるインフルエンサーである。
最新投稿の冒頭の文章を読んで驚いたのが、この方の担当編集者さんが不慮の事故で亡くなっていたこと。
担当編集者さんというと、あくまでも裏方で、あまり表舞台にでてくるイメージがないのだけど、この方はブロガーさんが大親友と言うほど、とても仲が良かったようで、そして抵抗がない人だったのか、ブログに頻繁に登場し写真にも顔出しされていた。愉快で面白い名物編集者みたいなイメージだった。え、あの編集者さん、亡くなったって…?
年齢を重ねて、変わってきたことのひとつに、家の外へ行って帰宅したときの感覚がある。
家に帰ってこれたことに安心すること。ほっとする。
何かが起こる可能性に距離は関係ないとは思うものの、距離が遠ければ遠いほど、安堵する気持ちも大きくなる。「あぁ無事に帰ってこれてよかったな」と思う。
十代、二十代には全く無かった感覚で、私は三十代後半からこういった感覚を持つようになった。
二十歳で就職し、最初の上司になってくれた人が二十年以上経って定年を迎えたとき、おめでとうを言えたのは奇跡なのかもしれない。
二十歳で出会って二十年以上付き合いがあり、たまに会って話したり、旅に一緒に行けるのは奇跡なのかもしれない。
人はいつ命を失うか本当に分からない。
今日も命があるのは、それだけで奇跡なんだろう。

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